今回の記事では、2006年からバーチャルオフィスの運営を行っている老舗の企業『Karigo』をご紹介します。今では全国53拠点、延べ50,000社を超える企業が利用しているといいます。
Karigoの特徴は、まさにこの実績にあり、特に都心の人気エリア以外の住所を借りたい人にとって検討すべきバーチャルオフィスです。
この記事では、そんなKarigoについて、具体的にどんなサービスを提供しているのか、どんな人に向いているバーチャルオフィスなのか詳しくお伝えしていきます。
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目次
バーチャルオフィス「Karigo」とは?【基本情報】
老舗として契約実績件数の多いKarigoは、バーチャルオフィスとしての基本サービスはすべて整っており、安心して利用することができます。
料金も以下に示す通りで、サービス内容に応じたプランが用意されたわかりやすい料金体系をしています。また最低契約期間が2ヶ月間となっているのも良心的です。
ただし、1点注意が必要なのは、法人名・屋号を使った住所利用の場合、月額料金は4,700円〜5,500円となることです。
他のネット記事を見ていると月額3,300円で利用できるという記載は多いのですが、ネットショップや法人利用で検討している方にとっては、料金が異なることを理解した上で検討する必要があります。
Karigoは、どんな人に向いているのか?
先に結論を書くと以下のような人向けのバーチャルオフィスです。
Karigoga
Karigoが向いている人
都内の人気エリア以外の住所を利用したい人向け
理由は、ターミナル駅やブランド価値の高いエリアはバーチャルオフィスとしても人気が高く、具体的には新宿・渋谷・銀座あたりは、よりコストパフォーマンスの高い他社サービスがあるのが現状です。
例えば、「渋谷」を例に出して、細かなサービスの違いは考慮せず月額費用のみを比較してもその違いがはっきりわかります。
料金比較
- レゾナンス 渋谷店 → 月額1,650円
- GMOオフィスサポート → 月額1,650円
- DMMバーチャルオフィス 渋谷店 → 月額2,530円
- Karigo 渋谷桜丘町 → 月額5,500円
※すべて1年契約の場合の料金
一方で、その他のエリアとなるとバーチャルオフィスを展開している会社がそもそも少なく、そうしたエリアで住所を借りて起業したい、営業所を設けたい人や会社にとって、実績豊富のKarigoのサービスを受けられるのはとても魅力的です。
Karigoの店舗を選ぶ際に確認しておきたいポイント
Karigoは、53店舗以上全国展開していることもあり、同じプランでも各店舗によって受けられるサービスの中身に差があります。
申し込んだ後に想定と違ったということがないように、予め認識した上で申し込むようにしましょう。
ポイントは、以下の3点です。
イント
1.荷物の受け取り
2.外観の確認
3.提供番号局番
1.荷物の店舗引取ができる店舗とできない店舗がある
Karigoでは、 荷物の店舗引取の可否が店舗によって異なります。
郵便物の転送には、送料実費が掛かるので、店舗引取ができるに越したことはありません。頻度は低いとはいえ、外出のついでに寄って受け取ることもできれば、急な書類であっても取りに行くこともできるからです。
念のため確認、検討している店舗がどうなっているか確認しておきましょう。
>Karigoの公式サイトから店舗情報を調べる
2.提供される住所貸しの建物にはクオリティにはバラツキがある
Karigoは、建物名なし、マンションタイプ、ビルタイプ、○号室、○階など表記が異なる住所が提供されます。
バーチャルオフィスといえば、オフィスビル内にある住所だと思っている方も多いと思いますが、そうではないケースもあるということです。
今では名刺やHPに書かれた住所から、どのような建物か調べることができます。ブランドやSNSを通しての印象を大事にしたビジネスを行っている場合は、そこに映る建物が与える印象は良いに越したことはありません。
Karigoでは、全てではありませんが、親切に公式HPの各店舗詳細ページでどのような住所表記になるか、また外観写真を掲載している店舗もあります。
荷物の店舗引取とあわせて確認しておきましょう
>Karigoの公式サイトから店舗情報を調べる
3.転送電話サービスの電話番号は、050から始まる番号
ブループランに含まれる「転送電話サービス」とオレンジプランに含まれる「電話代行サービス」では、03など市外局番から始まる番号ではなく、050から始まるIP電話番号での提供となります。(IP電話については後述しています。)
一部の店舗では、市外局番の番号も提供可との記載はありますが、基本は050から始まる番号と考えておいたほうが良いでしょう。
その分、他社では月額2,500円~5,000円あたりが相場の「転送電話サービス」が、Karigoなら月額1,500円/月となっています。
IP電話と050-の電話について
IP(Internet Protocol)という通信方式で、音声をデジタル信号へ変換して相手へと届ける仕組みです。大雑把にいうとインターネット回線を用いた電話と考えてもらうとイメージしやすいかと思います。
▼メリット
ランニングコストが安く、通話料金も全国一律でアナログ電話に比べて安く利用できます。
▼デメリット
インターネット回線を利用しているため、通信環境や電波状況によって通話品質に影響が生じることがあるという点とフリーダイヤルに発信できない
日常生活では、050の番号を見かけることは少ないかもしれませんが、ビジネスの現場において、今では050は大手企業も使用しており、リモートワークが普及する中で、ますます利用する方が増えている状況です。
Karigoでは、こうしたIP電話の番号を与えてもらうことになります。050に対してどう思うかは、正直、契約者次第ですが、ビジネスにおいて050を使うことでマイナスになることはほとんどないと考えて良いと思います。
また050の番号は、自ら取得することも可能です。自らで契約した場合は、もし住所を移転することがあってもIP電話なら番号を変更する必要がないというメリットがあります。
バーチャルオフィス「Karigo」についてまとめ
一言で言うなら「価格、サービス共にバランスの取れた、安心感のあるバーチャルオフィス」です。そして、その価値は、都心部の人気エリアではなければないほど発揮するでしょう。
地元で住所を借りたい!と思った時に、Karigoの店舗がある際は、有力な選択肢として考えてよいでしょう。
そして、失敗のない契約をするために、今回の記事を参考にポイントをチェックしてもらえたら幸いです。
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